season1-9*「敵と味方の境界線」

season 1

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シーズン1・エピソード9 「敵と味方の境界線」

<SUITSの概要とあらすじ>
<人物紹介:ガブリエルマクト>

ハーヴィージェシカと共に低所得者向けの
住宅建設プロジェクト(ステーブル・シェルター)を
進めているクライアントのルシール・ジャクソン
の元へ来ていた。

彼女はホームレス用の住宅プロジェクトを行っており
資金の一部を投資会社に回していたが、その投資会社
のCEOのアンソニー・マズロに横領され友人の
ジェシカに相談をしていた。

「ハーヴィーが銀行にコネがあって繋ぎ融資が決定
したわ」ジェシカがルシールに報告しファイルを渡す。

ルシールは書類に目を通すと
年利15%?高すぎるわ!」
「返済能力が心配らしい」

「マズロに横領されたお金が戻らなきゃ、大勢の
人が路頭に迷うわ」とルシールが訴える。

「午後から投資会社のナンバー2のパーキンス
事務所に来るから、ボスの悪事を聞き出すよ」
と、言い残し、ハーヴィーとジェシカは事務所に
戻った。

ハーヴィーはオフィスでマイクと共に
『クラリティー・ドリリング社』の
ジェローム・ジェンセンを迎えていた。

「今日は会社の株式公開の事じゃなくてね、
娘のローラの件で来た」と言い、ハーヴィーに
ローラのIDを渡すと、ハーヴィーはIDを見て
「ローラが偽のIDで何をしているんです?」
と質問する。

「それを調べて欲しいんだ。パーティーでバッグ
から落としたのに気が付いていなんだ」

「心当たりは?」とハーヴィーが聞くと、ジェローム
は顔を曇らせて
「ここ数年、ローラとは上手くいってなくてね、、」
と切り出し

「聞いても答えないだろう、何か知りたいとは思わない
片をつけて欲しいんだ」とハーヴィーに頼んだ。
ハーヴィーは頷いて、この件を引き受けた。

ジェンセンが帰るとハーヴィーは
「俺はシェルターの件で手が塞がってるから、この件は
任せてもいいか?」
と聞くと、探偵でも雇えばいい
のにと言うマイクに

「探偵じゃあ問題の後始末はできない、俺はジェンセン
にとって『ゴッドファーザーのロバート・デュバル』
相談役だ」

「それなら僕はハーヴィーにとっての
『ロバート・デュバル』だ」
と嬉しそうに言うマイクに
「お前はフレドだ」
「フレド?それはない」と首を振りながら、マイクは
ローラの所へ向かった。

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ルイスはハーヴィーが来客中だった為、
エリオット・パーキンスの証言録取を一人で行う
事にした。

ルイスは早速「あなたは眠れていますか?」
と質問し「眠れますよね、家もベッドも水道もある。
一方シェルター住宅が建たないと路頭に迷う人が
何千人もいる、、あなたが横領したせいで」

「そんな事してない、濡れ衣だ」
「関与を否定するんですか?ケイマンのオフショア
口座に『2000万ドル』ありますね」

「あの金はやましい金じゃないし、会社とは無関係
の金だ!」
「事件が公になれば、奥さんや子供も非難されますよ。
横領の分け前か口止め料かに決まってる!助かりたい
ならマズロを売りなさい」

ヒートアップするルイスに相手の弁護士
(ロバート・ゲラー)
「これじゃあまるで取り調べだ」と言い、割って入るも
「虚偽の損失を計上したのもあなたでしょ!」と
止まらないルイス。(*_*;

パーキンスも感情的になり、声も大きくなる。
「私は何も知らないし、やってもいない!とりあえず
水を飲ませてくれ」と冷や汗をかき、苦しそうに
ネクタイを緩めるが、ルイスは

「ダメです、水は無い。証言すれば楽になりますよ」
と言うと、ロバートは「ココまでだ、10分休ませろ」
と強制的にビデオカメラを止めた。

ハーヴィーがパーキンスの証言録取に向かうと
ストレッチャーに横たわり運ばれるパーキンスが
目の前を通り、その後ろからロバートが歩いて来た
のでパーキンスに何があったか問うと
「お宅の猛犬にに聞け!」と吐き捨てて出て行った。

しばらくすると、ハーヴィーの携帯に
『パーキンスが死亡した』メッセージが入る。。

ハーヴィーとルイスはジェシカに呼ばれオフィスへ
行くと、パーキンスの死因は肺塞栓症だった事がわかり
ルイスの責任ではない事がわかった。

ジェシカはルイスを退席させると、ハーヴィーに
ルイスは金融犯罪に詳しく事務所にとって必要な人材
だと話すが『お荷物扱い』するハーヴィーに
扱いにくいのはあなたも同じよ、と諭す。

そして、内輪揉めで負けたなんてルシールに言えない
から、大人になって仲良くやりなさい。と指示を出すと
ハーヴィーはうんざりとした顔でジェシカのオフィス
を出て行った。

廊下を出るとマイクが現れ
「ローラが偽名に使った名前は父親の会社の経理課
に実在した」
と報告してきたが、報告はしなくて
いいから解決しろと、追い返した。

ハーヴィーは自分のオフィスに戻るとルイスが来て
レコードコレクションを見ていた。

そしてルイスが「二人で取り組む案件だから、
ルールを決めよう」と話し始めると、ハーヴィーは
「ルールその1、俺のレコードに触るな、レコード
以外も触るな」
と言った為、ルイスは素直に手放し
ソファに座った。

すると「そのソファーにもだ」と言われ、ルイスは
立ち上がり「仲良くやろう、君との関係を修復
したいんだ」と言うと「まるで倦怠期の夫婦みたいな
セリフだ。俺達が新証人を得る前に、先方は裁判を
したがっている」

「ハッタリを使おう」
「パーキンスは何も言ってないのに、言った事に
するのか?」

「他に解決策があるのか?」

「彼の口座を調べさせてるし、証人候補もいる」
というが、マズロの口を割らせてやると意気込む
ルイスに
「当面、直接抗議はしない、コレは命令だ!」
と強く言いルイスを制した。

マイクはジェンセンの娘のローラ・ジェンセン
会う為、コロンビア大学へ来ていた。

マイクはローラに会うと挨拶もせずに、なぜ偽の
IDを持っているのか?
質問するとローラが「誰?」と聞くので
「マイク・ロス弁護士です」と名乗った。

「ピアソン事務所?何の用?」
「お父さんが心配なさってます」
「本当に心配なら自分で来るでしょ?スーツ野郎
なんか寄こさない」

「僕の事知らないでしょ?でも、僕は知ってる。
キミは偽造IDで父親の会社に、偽の会社
『ロックスリー会社』へ入金させたね。現時点で
200万ドルお金を盗んでる。理由は聞かないので
今スグに返却して下さい」

するとローラは「むしろ理由を聞くべきだわ」
と言い話し始める。

「父の会社が持っている採掘場の地下水、メタン
ベンゼンの数値が尋常じゃない。コレは採掘前の数値
そしてこっちは先週の数値」
といい、マイクにパソコンの画面を見せた。

「社外秘の情報だろ?」
「私、コンピューターは得意。ハッカーなの」
『ロックスリー』って、『ロビン・フッドの村の
名前』か」
微笑むマイクには見向きもせずに

「汚染は肝臓がんや不妊の原因になる、罰金はほんの
はした金だった、あなたの事務所が賠償金を交渉
して、、」ローラが話し終えないうちに、マイクは
「動機が何であれ、やっている事は犯罪だ」

「脅しても無駄よ、父は株式公開を控えているから、
盗まれた事は公表しない。お金を返す気はない、
被害者に渡すわ」

ローラは勝ち誇った顔で言うと、パソコンの画面を
パタンと閉め、マイクを残し立ち去ってしまった。

ハーヴィーはレイチェルにパーキンスの2000万ドル
の出所を調べてもらい、報告を受けていた。

「存命中の親族からは何も出なかったので、既に
亡くなっている親族を調べてみたらわかりました。
パーキンスのお金は伯母の遺産です」

そこへルイスが通りがかり
「レイチェルの直属の上司は私だ」と言うので、
ハーヴィーはレイチェルに
「気の毒に、何とか改善するよ」と言うと、ルイスは
「今、マズロと弁護士がきてる。私は呼んでない、
自分から来たんだ」と報告しにきた。

ハーヴィーとルイスが会議室へ入ると、既にマズロと
弁護士のロバートとアシスタントの女性(イネス)
着席していた。

「とっくに引き渡し協定の無い国へ、高跳びしたと
思っていましたよ」

「証人が亡くなったいま、訴訟は無意味だ」とロバート
が話すと、イネスは「弊社の内部調査の資料です」
と言い、厚い冊子を手渡した。

「その資料はパーキンスの不正の証拠だ。
投資家だけでなく、CEOの私も騙された」
ルイスは資料に目を向け
「ルシールはキミらに1億5000万ドルの運用を任せた、
残りの1億3000万は何処にある?」

質問が聞こえなかったかのように、ロバートは
「今日は和解を申し入れに来たんだ、1500万ドル
でどうだ?」と言った。

「たったの1割?話しにならない」
「投資にリスクはつきものだ、それが嫌なら短期国債か
タンス貯金にするべきだ」とロバートが話すと

「こちらでは作り話しではなく、実話を用意した。
パーキンスの口座の金は伯母の遺産だ。なので
1億5000万はまだ消えたまま。こんな資料はタダの
紙屑だ」

と話し、ハーヴィーは伯母の遺産である証明資料を
渡すとイネスの顔が曇った。

「でもルシールは和解提示を受け入れるんじゃないか?
資金繰りが崖っぷちだろ?」とマズロは何食わぬ顔で
発言する。
「せっかくだが、受け入れられない。勝手に来たん
だから
勝手に帰って下さい」

ルイスはハーヴィーと二人になると
「私のハッタリは非難したのに、自分はハッタリを
使うのか?」
「ハッタリじゃない、パーキンスは潔白だったんだ」
驚きで呆然とするルイスを置き去りにして、ハーヴィー
は会議室から出て行った。

ルシールはジェシカのオフィスに来ていた。
ハーヴィーはルシールに1500万ドルでの和解の話しが
あった事を報告し、足元を見た和解額だと付け足した。

1500万ドルでも、無いよりマシだわと言うルシールに
ジェシカは「まだ和解するには早すぎる」と助言するが

「法廷で争い和解金が取れても、マズロは上訴している
間にうちの団体は潰れるわ。勝利が全てじゃない」
するとジェシカは

「それは私達も同感。だからこの案件を無料
引き受けるわ」
「ありがとう、でもどうするの?」
「パーキンスが何を知っていたのか探る」

マイクはレストランにジェンセン親子を読んでいた。
ローラは弁護士を使って、自分を探っている事を非難
すると父のジェロームは
「弁護士が嫌なら会社の金じゃなくて私、個人の金を
盗めばよかったんだ」と切り出すが、水質汚染の事を
謝り賠償金も十分に払ったと話す。

しかし、ローラは
『事実から目をそらしてる』私の研究は地球環境を
良くしているが、そっちは壊して儲けてる。父さんは
いつも責任から逃れてばかり」と非難をし、席を立って
帰ってしまった。

「私の資産から会社に金を返すよ。逮捕は避けたい」
「それでは共犯に思われてしまいます、幸いまだお金は
使ってない」

「金なんてどうでもいいんだ!穏便に済ませたくて
キミらに頼んだのに、益々親子の溝が深まっただけだ」
と、ジェロームも怒りを露わにして席を立ち、
帰ってしまった。。



ハーヴィーはパーキンスの葬儀に来て、妻のシルヴィア
と話していた。

マズロがパーキンスに罪を着せようとしている事、
敵はマズロでパーキンスにではない事を話し、力に
なりたいと言うとシルヴィアは
「何をすればいいの?出来る事があれば言って」と
協力的な姿勢を見せてくれた。

しかし、ちょうどそこへ花束を持ったルイスが現れ、
シルヴィアの態度は豹変した。

「夫はあなたのせいで亡くなったと聞いているの」
「それは誤解です、あの時は調査中で仕方がなかった」

ルイスが悪ぶれず発言すると、シルヴィアはルイスの
頬を平手打ちした。

「よくも、ここへ来られたものね、二度と顔を
見せないで!」といい、ハーヴィーに向かい
「さっきの話しは忘れて。協力はお断りします」
と言い残し、去っていった。

ハーヴィーもルイスに怒りを露わにし
「何の真似だ!俺は追悼の意を表し、夫人に協力を
頼もうとしたのに!」

「花を持って証言を取りに来たんだ、文句があるなら
事前に計画を話せ」

「こっちのセリフだ!証人候補を失った。夫人を
怒らせてどうする!?まともに仕事しろよ、他の承認者
を探せ!」

下唇を噛みしめるルイスをその場に残し、ハーヴィーは
事務所へ戻った。

マイクの部屋へはローラが訪ねて来ていた。
そしてマイクがハーバード卒ではない事、偽弁護士
ある事をハッキングして暴き、この件から手を引かな
ければ全てバラすと脅し帰って行った。

翌朝、スグに昨夜の件をハーヴィーに報告する。
「ぜんぜん心配じゃなさそうですね。この件から手を
引きましょう」

「脅迫も戦略だ、仕事に迷いが出たら、思うつぼだ。
ハッタリだよ、本当にバラす訳じゃない、何故、彼女は
金を使わない?なぜ父親は通報しない?」

「知りませんよ。。」
「仲直りしたいからだ、父親を説得しろ、簡単だろ?」

「簡単ですよね。。(あなたには)」
と、ハーヴィーの背中へ向け、小さな声で呟いた。

ルイスは投資会社アシスタントのイネスを何とか
取り込もうと待ち構え、イネスを捕まえると
「隠蔽に加担したと発覚すれば、将来はない。
協力を拒めばあらゆる手でキミにムチをくれてやるぞ」

と脅すと「パーキンスみたいに私を殺す?」と言われ
動揺を隠せなく「なら、アメにしよう」とイネスを
取り込んだ。

ルイスは早速事務所にイネスを連れて行き、ハーヴィー
に会わせると、ハーヴィーは法廷で証言する事と、
不正の証拠がある事を確認した。

そして二人はその証拠と共に、マズロの事務所へ行き
イネスの情報を元に、ドバイで資金洗浄している事を
問い正し、懲罰的な賠償金の追加を求めた。

すると弁護士のロバートはイネスを部屋に呼び
イネスが部屋に入ると「ジェシカ・ピアソンさんの
アシスタントにすると言われました」と発言した。

そしてロバートは「彼女が君らに話した事は全て嘘だ。
確かパーキンスに偽証は重罪だと言いましたよね、
証人買収も犯罪で罪は重い。だが和解金を提示額の半額
にすれば、今回は目をつぶろう」とルイスに詰め寄る
ロバート。

益々追い詰められるルイスと怒りの表情でルイスを
見るハーヴィー。

2人は事務所へ戻ると早速、ジェシカの前で怒りを
ぶつけるハーヴィー。

「一体何を考えてるんだ。話しを鵜呑みにして裏を
取らなかったのか?」

「証人が欲しかったんだ。キミも信じただろ?」
「承認を買収しろとは言ってないぞ!」

「買収じゃない『促しただけ』だ。それに、好待遇じゃ
なきゃ彼女はなびかない、失業の心配がなければ
証言しやすと思ったんだ」

ルイスが言い訳する中、ジェシカはルイスを制して
ハーヴィーに「あなたが裁判にはならないと言う
から、無料で弁護を引き受けたのよ」と言うと
「ルイスを押し付けられる前の話しだ。時間を下さい、
ただしルイスは抜きで!絶対に何とかしてみせる」

ハーヴィーはジェシカに懇願すると
「今日一日待つ、それでダメなら私が和解を纏めるわ」
とジェシカが言うと、ハーヴィーは足早に出て行った。

ハーヴィーが出て行くと、言い訳を続けようとする
ルイスにジェシカは「黙りなさい!今度こんな問題を
起こしたら、即刻解雇よ!」と言い放つと、ルイスは
涙目で黙って頷いた。



マイクはハーヴィーにジェンセン親子の件は
お手上げだと伝えに行くと、とりあえずそれは
いいから手を貸せといわれ、ソファーに座る。

「マズロは横領のあった日、リヒテンシュタイン
にいた」

「スキー旅行?」
「観光地じゃない」
「銀行に開示請求すれば?」
「スイスの銀行より守りが堅いんだ」
「なら僕には無理、お気の毒ですね」

「今、何て言った?」
「前にハーバードにハッキングしたいと言ったら
バカにしましたよね、でも不安が的中してクビ寸前だ」
と言い、幕が席を立ち出て行こうとする。

「何処へ行く?」
「自分の仕事、そっちは自分でやって下さい」
憎まれ口を叩き出て行くマイクの後ろ姿を見て
ハーヴィーは何故か怒れずに口元を緩ませた。

マイクは再度ローラへ会いにコロンビア大学を訪れた。
そして「今日は僕やキミの父親の話しをしに
来たんじゃない」
と切り出し、、

「ニューヨーク、アイオワ、カンザス・・」
言いながら、ファイルをデスクの上に重ねる。

「40の州で行われている慈善事業の低所得者用住宅
プロジェクトが中止の危機にある。父親や僕を脅すのは
勝手だがまず、本当に人助けをしたいなら、コレを
手伝ってくれないか?」

 

マイクは事務所にローラを連れ帰り、1億5000万ドル
の行方を銀行にハッキングして調べてもらうが、、

「リヒテンシュタインにある全銀行のデータを集めた。
でもマズロ名義は無い」とハーヴィーはローラに言われ
「横領のあった日、同額の金が振り込まれた口座は?」
と、再度検索を願い出る。

ローラが調べ始めると、ジェシカがオフィスに
入ってきた。

「ハーヴィー時間よ、進展が無いなら和解するわ」
「開示請求を飛ばして、今裏技で調べてる、必要な
データは揃った。まもなくルシールの金の行き先が
わかる所だ」

しかし、ローラが発した言葉は「無いわね。。」
ジェシカはそれを聞くと「時間がかかりそうね、人手も
いるでしょ。金融犯罪のプロに頼めば?」

「それは嫌だ、ヤダ!」子供のように首を振り続ける
ハーヴィー。
「ルイスを呼ばなければ、和解するわ」
と言い残し出て行った。

ハーヴィーはジェシカに命令され、渋々ルイスの協力を
仰ぎに出かけた。ルイスは射撃場で銃を撃ち、ストレス
の発散をしていた。

ルイスはハーヴィーの存在に気が付くと
「一人にしてくれないか?」と言うが
ハーヴィーは何も聞こえなかったかのように

44マグナム?気分はダーティーハリーか?」
と話しかける。

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「私がヘマしたのを見て、嬉しくてたまらない
んだろ?」
「そんなことない、俺達の共通点は勝ちが好きな事だ。
だから迎えに来たんだ、まだ終わってない逆転しよう、
キミの事は尊敬してる」

「買収したのに?」
『促しただけ』だったろ」

「ノコノコと墓地へ行った」
「謝罪の為だろ?」

「人を死なせた」
「潔白と知らなかったからだ。さっきの言葉は本音だ、
尊敬してるよ」

「私が必要か?」
「そこまはで言ってない」

「協力して欲しいなら、ハッキリ言え」
「わかった、今は君の力が必要だ。データは手に
入れたが、金融犯罪には詳しくない、手を貸してくれ」

「よし、じゃあまず、向こうに立て」と言い銃で撃つ
的の先を指さした。
「調子に乗るな!」とハーヴィーが帰って行くと、
ルイスは嬉しくて、頬を緩めた。

ルイスは早速ハーヴィーのオフィスへ行き
「盗まれた金の正確な額はいくらだ?」
とハーヴィーに聞く。

ハーヴィーが資料を探していると、マイクが
「152375242ドル18セントだよ」と発言
すると、、
ルイスがキョトンとした顔でマイクを見るので
「数字は得意なんだ」

「データは?」
「リヒテンシュタインの16の銀行で。事件当日
入金のあった口座をリストアップしておきました」

「その16の銀行のうち調べるのは、この5つだ」
「どうして?」

「まずこの4つは以前開示請求に応じてるから奴は
避ける、そして、こっちの6つはアメリカ企業で捜査
される恐れがある事を奴は知ってる、そして最後の
ココは、準備金が心もとない、盗んだ金を潰れそうな
銀行へは預けない。そして横領の仕方は様々だが、
一つだけ共通しているのは、必ず金を分散させる
から、複数の口座を持っている」

「銀行も複数?」
「銀行は1つかもしれないが、口座は複数だ。合計が
横領額と等しい組み合わせを探せ。金は消えてない、
移動しただけだ」

「つまり金額を足してみればいいんですね、
合計は、、」
とマイクが話していると

「152375242ドル18セント、私も得意なんだ」
ハーヴィーは優秀な同僚と部下を頼もし気に見つめ
ていた。

 

翌日、ハーヴィーとルイスはマズロのオフィスへ
来ていた。
「突然来て悪いね」
「和解を受け入れるって話だろ?」マズロは
嬉しそうに言う。

「その前に2、3質問がある、リヒテンシュタインに
行った事は?」

「世界中を回っているからね、言った事はあるよ」

「たまたま行ったその国で、たまたま作った7つの口座
に、たまたま横領額と同額の預金を持っている訳ですね」
と、ルイスが質問すると
「同額?金の流れをたどればわかる。あれはスリランカ
の支社から送金された金だよ。良ければ記録も見せよう」

「それは助かります、ついでに同日に借りた
7つの貸金庫の記録も見たい」とルイスが話すと、
みるみる顔が曇り、その場が静まり返った。

マズロとロバートは顔を見合わせ
「それは断る、義務はない」と言うので
「今のところはね、なら録取にします?裁判にします?」
と詰めると、マズロは大きくため息をつき
「要求は何なんだ?」と観念した。

「ルシールの金、全額の返金だ」
「あんたは辞任しろ」と、ルイスが付け足した
(ルイスらしい!(^^♪)

「刑事告訴しないと約束してくれ」とロバートが
願い出た。
「しないが、今日中に金を返さないと反故にする」

 

ローラはマイクのデスクに足を運び
「メール見たわ『ロビンフッド』が役に立てたのね」
「借りが出来たね」
「いつか返してね」と言い、ローラは大きな封筒を
マイクに手渡した。

マイクが中身を出すと、、
ハーバードの『学位証明書』が入っていた。

「うっそ!コレって、、」
「本物か?って?本物よ。事務局に紛失したって
言ったら、優等卒業生の為なら、喜んで再発行するって」
「キミって凄いね、と言うか怖いよ」
「ついでに保険をかけておいてあげたわ」と言い
マイクのパソコンを操作する。

「卒業生のデータベース?」
「あなたの名前、席次、社会保障番号も入れて
おいたわ」

「コレで僕も共謀犯だ、キミの仕業だとはバレない
んだね」

「コレであなたの秘密もバレにくくなったけど、
卒業してないのは事実だから、安心しないようにね」

「ありがとう、本当に」
「こちらこそ、ありがとう。父と仲直りしようと
思うの。タダの『スーツ野郎』じゃなかったわね」

と言い、ニッコリ笑うとローラは帰って行った。。

 

ジェローム・ジェンセン役(本名:ジェームス・モリソン)
は「24」の「ビル・ブキャナン」です。
その他、メンタリスト等に出演しています!
ルシール役(本名:ポーラ・ニューサム)は
下記のドラマにも出演しています。

・シカゴメッド・マグナムPI ・ER
・グレイズ・アナトミークリミナルマインド

 

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【CAST/キャスト】

    役     名     役     者     声     優
ハーヴィー スペクター ガブリエル・マクト 桐本 琢也
ドナ ポールセン サラ・ラファティ 行成 とあ
マイク ロス パトリック・J・アダムス  西 健亮
レイチェル ゼイン メーガン・マークル 世戸 さおり
ルイス リット リック・ホフマン 横島 亘
ジェシカ ピアソン ジーナ・トーレス 唐沢 潤
ルシール ジャクソン ポーラ・ニューサム ステーブル・シェルター代表
ジェローム ジェンセン ジェームス・モリソン ローラの父
ローラ ジェンセン アマンダ・クルー ジェロームの娘
エリオット パーキンス リチャード・ゼッピエリ マズロの腹心
ジェニー グリフィス ヴァネッサ・レイ マイクの友人
ロバート ゲラー ティム・ラス トパーとパーキンスの弁護士
アンソニー・マズロ ブルース・アルトマン 投資会社CEO
イネス ロビン・ターラー・ヒッキー 投資会社アシスタント
シルヴィア パーキンス ローラ・デ・カートレット パーキンスの妻

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